管理職と従業員の生理面の落ち着きの増大
自動車産業の管理職と従業員を対象とした研究で、被験者は超越瞑想を3カ月規則的に実践した後、同じ職場から選ばれた対照グループと比較して、休息中および課題遂行中に測定される生理面の落ち着きが増していることが分かりました。Ref. Anxiety, Stress and Coping: An International Journal 6: 245–262,1993
PTSDの治癒
心的外傷性ストレス患者のストレス障害の軽減 心的外傷性ストレスの治療を求める患者のうち、超越瞑想を学んだグループは、心理療法を受けたグループと比較して、ストレス障害の症状が有意に軽減したことが分かりました。Ref. Journal of Counseling and Development 64: 212-215, 1985
ストレス反応の減少
超越瞑想を学んだ大学生は、瞑想を始めて10週間後、ストレス反応の減少を示しました。それに対して、この研究の後に超越瞑想を学ぶグループに無作為に振り分けられた大学生はストレス反応が増大しました。ストレス反応の減少とは、大きな騒音というストレス刺激に生理がどれだけ速く慣れるかを測定したものです。また、超越瞑想を学んだ大学生は、対照グループと比較して、脳機能の統合性の向上および眠気の減少も示しました。Ref.International Journal of Psychophysiology 71: 170–176, 2009
管理職のストレスの減少
医療機器メーカーの管理職を対象とした3カ月間の追跡調査によって、超越瞑想を学んだ管理職は、対照グループと比較して、知覚されるストレスの標準尺度で有意な減少を示しました。この尺度は、個人が人生で遭遇する状況を、どのくらい「手に負えない」「荷が重い」「予測できない」と感じているかを測定するために使用されます。Ref.Dissertation Abstracts International 57(6): 4068B, 1996
課題遂行中のストレスの減少
自動車産業の管理職と従業員を対象とした研究で、被験者は超越瞑想を3カ月規則的に実践した後、同じ職場から選ばれた対照グループと比較して、課題遂行中の生理的ストレスの減少(皮膚コンダクタンスの減少)を示しました。 Ref.Anxiety, Stress and Coping: An International Journal 6: 245–262, 1993
より穏やかな形で機能する生理:日常活動におけるストレスの減少
メタ分析の結果、超越瞑想を実践している人々は、対照グループと比較して、瞑想をしていないときでも、生理がより穏やかな形で機能していることが分かりました。生理機能の穏やかさは、呼吸数、心拍数、自発性皮膚抵抗反応、血漿乳酸濃度の値が減少するといった徴候によって示されています。Ref. American Psychologist 42: 879–881, 1987
ストレスからの回復の速さの向上
超越瞑想を実践している人々は、騒音に対するストレスからの生理的回復(電気皮膚抵抗により測定)がより速くなることが分かりました。連続的に騒音を聞かされるとき、TM実践者は、より少ない回数でストレス反応が起こらなくなりました。Ref. Psychosomatic Medicine 35: 341–349, 1973
生理の安定性の増大
超越瞑想を実践している人々は、自律神経系の安定性が増大していることが分かりました。自律神経系の安定性の増大は、自発性皮膚抵抗の揺らぎの頻度が小さい(揺らぎと揺らぎの間の時間間隔が長い)ことによって示されました。Ref. Psychosomatic Medicine 35: 341–349, 1973
ストレス、不安、ADHDの症状の軽減
注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されている学校の生徒が超越瞑想を学び、3カ月後に教師による査定および生徒の自己評価を行った結果、ストレス、不安、およびADHDの症状が軽減していることが分かりました。チャート上のp値は、「不安/抑うつ」、「引きこもり/落ち込み」、「感情の問題」、「不安の問題」、「注意力の問題」、「ADHDの問題」、「総合的な問題」の下位尺度を用いた多変量検査により測定された改善に対する値であり、チャートの棒グラフは、「総合的な問題」の下位尺度での変化を示しています。Ref.Current Issues in Education 10(2), 2008. [オンライン版]